角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA 他
全国順次公開

原題:¡Viva Maestro!
2022年/アメリカ/103分
字幕:山口三平
配給:ディスクユニオン
劇場営業:トリプルアップ

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ABOUT THIS MOVIE

この映画について

第18回難民映画祭 初上映作品

来たる2026年、ラテン系指揮者で初のニューヨーク・フィルハーモニックの
音楽監督就任が決定しているグスターボ・ドゥダメル

21世紀のクラシック界に彗星のごとく登場し全世界を魅了する
ベネズエラの若き指揮者の栄光と苦悩そして挑戦に密着したドキュメンタリー

 1981年1月26日ベネズエラに生まれ、10代の頃から天才指揮者として名だたる巨匠たちの薫陶を受けてきたドゥダメルは、2004年「第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」優勝、2009年に弱冠28歳で名門ロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任。たちまちクラシック界で注目を集めると共に、『TIME』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」にも選出。特に母国の若手音楽家から成るシモン・ボリバル・ユースオーケストラを率いたレナード・バーンスタイン作「マンボ」のエネルギーに満ちた演奏動画は世界中で拡散され大ブレイク、2016年にはコールドプレイ、ビヨンセ、ブルーノ・マーズと共にスーパーボウルのハーフタイムショウに出演。本作は、そんなジャンルの枠を超えスターへの階段を駆け上がり続ける、クラシック界の新ヒーローの物語―――となるはずであった。

しかし撮影中に予想外の事態が起こる。2017年、政治的混迷を極めるベネズエラの反政府デモに参加した未来ある若き音楽家が殺害された事態を受け、ドゥダメルは現マドゥロ政権への訴えをNYタイムズ紙に展開。大統領府と対立したことで、シモン・ボリバル響とのツアーが中止にさせられ、祖国へ足を踏み入れることすらも禁じられてしまう。さらに、ベネズエラを代表する音楽教育プログラム「エル・システマ」の責任者の立場からそれまで政治的に沈黙していたドゥダメルは、世論の批判にも同時にさらされることになる。ベネズエラで撮影ができなくなった映画製作クルーも路線変更を余儀なくされた。しかし、祖国の子供達と交わした「いつか必ずまた指揮をしに行く」という約束を守る為、ドゥダメルは世界各地でタクトで語り続ける。その最中、2018年3月24日に偉大なる恩師、「エル・システマ」創設者マエストロ・ホセ・アントニオ・アブレウが死去。その志を未来へと受け継ぐ使命を果たすべく、ドゥダメルの挑戦は続く。

情熱がほとばしる各オーケストラのリハーサル風景の裏側やコンサート演奏も多数収録。『デューン/砂の惑星』でのアカデミー賞ほか幾多の音響賞の受賞歴を誇るロン・バートレットがミキサーを務めるオーケストラサウンドも必聴だ。

主演:グスターボ・ドゥダメル
監督:テッド・ブラウン[2023年全米脚本家組合賞(WGA)長編ドキュメンタリー部門ノミネート]

劇中曲:ベートーベン『交響曲第5番』『交響曲第9番』/プロコフィエフ『ロミオとジュリエット』/ドヴォルザーク『新世界』/アルトゥーロ・マルケス『ダンソン第2番』『ダンソン第9番』/チャイコフスキー『交響曲第4番』 ほか